「ボラ×マチAKASHI」でボランティア・マッチングに成功した人に突撃インタビュー!

はじめに ~この「出会い」がセカイを広げる~

ボラ×マチAKASHI」がスタートして半年ほどが過ぎました。
最近では徐々に「ボラ×マチAKASHI」を通して団体への問い合わせが増えたり、実際にボランティア・マッチングしたご報告を受けることも増えてきており、
スタッフ一同、とても嬉しく感じています!

その中でも「こんな募集の仕方もアリ!?」「なんだか面白そう!」などなど、特に気になる募集をしていた方々に
取材させていただくことに。
「ボランティア募集のきっかけ」や「ボランティア募集のヒント」になるお話から広がり・・・
「活動の原点」「活動への思い」も伺うことができました。
ボランティア募集をしたいヒトもボランティアをしてみたいヒトも、ほんのチョット興味があるヒトも、
実際の「マッチング体験談」を覗いていってください。

(それぞれ下のアイコンをクリックするとそれぞれのインタビュー記事へジャンプします。)


 出会いを楽しみ、頼っていく ~しぇんしぇん遊文庫 鈴木さん編~

新しい出会いって楽しい!!
「1人で全部はできないから。かけているピースを色んな人にはめてもらってる感じ」と笑顔でお話してくださった鈴木さん。
そんな鈴木さんも、以前は“一人でなんでもできることをしよう!”と思っていたそうで・・・
体調を崩してしまった時に、周りからの言葉もあって、「無理はしない!苦手なことは助けてもらえばいいんだ」と考えが変わったそう。
新しい出会いから広がる繋がりを楽しむ鈴木さん。
自分があんまり得意じゃないことや、ちょっとしたことでも「面白そう!やってみたい!」と思ってくれる人がいるかも!
と考えるとボランティア募集って、色んなカタチで、できそうです!

取材日の午前中は「ゆったり楽しむ日々のきほん食」イベントが
開催されていました。
右手にある小上がりには食に関する本が所狭しと並べられていました。

人と繋がりたくて・・・
ボランティアというと「社会貢献」「人のため」「奉仕の精神」…というようなイメージがありませんか。
そう思うと「私にできることって何かあるのかな?」と、難しく考えてしまうことも・・・
「実際のところどんな感じなんだろう?」ということで、ボラ×マチAKASHIを通じて
ボランティアに来ていたおふたりにも、お話を伺いしました!!
「時間に余裕もあるし、ちょっと何かしたいな~と思って。“ボランティア”というか、とにかく人と繋がりたかったんです」と。
実際やってみての感想は・・・「予定がある日ができて嬉しいんです!」「鈴木さんとおしゃべりするの楽しくて~」と。
この日も趣味のコト、日々の話で大盛り上がり。

ブッカー加工によって、本は長くキレイに使える。
「それぞれ自分の大事な本にも使えるようになってほしい」との想いも。

肝心の⁉ブッカー作業は・・・「前回も教えてもらったはずなのに、全然覚えてません!」とお二人(笑)
鈴木さん、そこはしっかりとブッカー貼りのプロのお知り合いのボランティアさんもお呼びしていました。
和気あいあいとした空気の中、楽しく作業される姿が印象的でした。
「私になにができるか」から「私がやってみたいこと」に目を向けると、「ボランティア」って身近なものに感じられるかも。
人と繋がりたい!ちょっとやってみたい!その思いが、自分自身の扉を開くきっかけになるかもしれません。

ボラ×マチで知り合った「ブッカー貼りのボランティアさん」と
以前から交流のあった「ブッカー貼りを教えるボランティアさん」
ボラ×マチAKASHIってどう?ボランティアさんと鈴木さんに聞いてみた!!


・「LINEで情報がきてわかりやすい!ホームページもLINEも見やすい!!」(ボランティアさん)
・「もっと色んな募集情報が出てくれると嬉しいな~」(ボランティアさん)
・「地域密着型で、近くの人と繋がりやすいツールとしていい」 (鈴木さん)
・「とはいえ、はじめましての人から連絡がくるのはちょっと不安な時もある。
 メールの件名を「〇〇のボランティア募集について」とかに指定するとかの工夫が効果的かも」(鈴木さん)

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ボラ×マチAKASHIのLINE公式アカウントを定期的にチェックしてくださるそう。
ボランティアさん

これからボランティアしてみたいヒトにヒトコト!
人と人との繋がりって楽しい!!外に出るきっかけ作り、予定作りの一つくらいの気持ちで。
人に頼ることを、自分にゆるしてあげて。

しぇんしぇん遊文庫
鈴木さん

これからボランティア募集してみたいヒトにヒトコト!!
普段出会えない人に出会えるきっかけに。“新しい出会い”のために使ってほしいです!

しぇんしぇん遊文庫ってどんなところ?

住宅街の中にある

ほっこりとした居場所

閑静な住宅街のなか、色んなハーブや植物が植わっている緑豊かな生垣のある家が!
その生垣の中には、手作りの「小さなえほん箱」が設置されており、ビニールで中が見えるようになっています。
扉を開けると、たくさんの絵本と、貸出しノート・・・そのノートにはこどもたちの字で絵本のタイトルがずらりと並んでおり、
たくさん借りられている様子がわかります。

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ここで行われるイベントや、他の地域イベントのチラシコーナーも。

小さな絵本箱のみならず、月に一度「家開き」もしており、地域の小さな居場所となっている「しぇんしぇん遊文庫」

鈴木さんは「明石まちなかブックスポット」としての「〇〇×本」の掛け合わせイベント、あおぞらフリマやポン菓子屋、
大久保冬まつりへの参加など、様々な活動をされています。

取材で伺った日は、明石まちなかブックスポット助成事業イベント「ゆったり楽しむ日々のきほん食」を開催してました。
(明石まちなかブックスポットってそもそもなに?という方はこちらのホームページも是非。)

しぇんしぇん遊文庫さんのブログはこちら



 対話しながら作っていカタチ ~放課後デイサービス風っこ 石井さん編~

もっと気軽に・・・お互いにとってプラスになれば・・・
ボラ×マチで募集してみたきっかけを伺うと「気軽に来てもらえたらいいかな~と思って」と石井さん。
具体的なイメージは“学生さんが長期休みにちょっと遊びに来てくれるような感じ”だったそう。
“ちょっと遊びにいける場所”があるってボランティアさんにとってもプラスになることかも!?
石井さんが一番大事にされていたのは“お互いにとってプラスになること”でした。
その思いは、ボラ×マチカードからも見えてくるものがあります!

実際の「ボラ×マチカード」。通常はボランティア実施日が決まっているが、
あえて「ボランティアさんと相談の上決定する」と書かれています。

カードには「子どもと一緒に考えたり、アドバイスしたり、楽しく過ごしてください」とあります。
「教える」ではなく、「一緒に考える」。
あくまで子どもたちが主体ですが、「子どもたちと同じように遊んで、同じように笑って・・・そんな関わり合いの中から、子どもたちにとっても
ボランティアさんにとってもプラスになることがあると思って・・・」と。
石井さんは、実際に来てくれているボランティアさんの「やってみたいこと」や都合なども聞き、対話を大切にされているのが伝わってきました。
対話しながら作っていくカタチ・・・ボランティア募集のヒントになるかも!?

インタビューの途中で「風っこ」の利用者さんが嬉しそうに
「石井先生!」と学校で作ったガ〇プラを見せに来てくれました。
ボラ×マチAKASHIってどう?石井さんに聞いてみた!!

正直な所、本当に来るとは(ボランティアの応募が)思っていなかった。
実際にボラ×マチを使って募集してみたら、高校生が「風っこ」に突撃訪問で来てくれた。
子どもたちにとって高校生のお姉さんというのは自分(石井さん)より年も近く、嬉しい存在。

色んな世代に届くツールにもなっているようで
ボラ×マチ担当者も嬉しさが隠せない笑
風っこ 
石井さん

これからボランティア募集してみたいヒトにヒトコト!!
募集する側の想いだけを押し付けるのではなく、相手(ボランティアさん)とコミュニケーションとるのが大事だと思う。

風っこさんってどんなところ?

こどもたちが楽しく過ごしているのが

よくわかる温かい雰囲気の空間

「放課後等デイサービス 風っこ」は大小関わらず何らかの発達の問題を抱えるこどもたちが通う放課後のあたたかい居場所。
JR大久保駅から歩いてすぐにたどり着くことができます。

早速おじゃまします!

放課後デイサービス「風っこ」を運営しているのは「NPO法人ウエルネスハート」。
障がいの有無に限らず、ありのままを受け入れ 和える 場を拓き 誰もがよりよくなろうと思える未来を創るNPO法人。
災害時コミュニケーションカード、通称「こみか」の普及、「ありのままを受け入れ和えるファッションショー」など、様々な事業に取り組んでいます。

今回取材させていただいた「風っこ」は当初別の法人が運営していたそうですが、事業撤退せざるを得なくなった経緯があったそう。
そこで、こどもたちの居場所を守るため、「NPO法人ウエルネスハート」の石井さんに託し、2024年5月に運営がスタートしました。

放課後等デイサービス 風っこのホームページはこちら (NPO法人ウエルネスハートのホームページはこちら